ホーム画面に保存
Open the Bible can be just a tap away! Tap the icon at the bottom of your browser and choose "Add to Home Screen"
閉じる

ログイン

「聖書を開く」にログインしてください。

登録する

Save your progress by creating a FREE account! Get started by filling out the info below:

アカウントの回復

新しいパスワードをリクエストする。

以下にメールアドレスを入力すると、仮のパスワードがメールで送信されます。パスワードの変更は、次回ログイン時に行うことができます。

お問い合わせ

ご意見、ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

サムエル記第二7章1−16節

ダビデと主の契約

7章1王が自分の家に住んでいたときのことである。主は、周囲のすべての敵から彼を守り、安息を与えておられた。2王は預言者ナタンに言った。「見なさい。この私が杉材の家に住んでいるのに、神の箱は天幕の中に宿っている。」3ナタンは王に言った。「さあ、あなたの心にあることをみな行いなさい。主があなたとともにおられるのですから。」

4その夜のことである。次のような主のことばがナタンにあった。5「行って、わたしのしもべダビデに言え。『主はこう言われる。あなたがわたしのために、わたしの住む家を建てようというのか。6わたしは、エジプトからイスラエルの子らを連れ上った日から今日まで、家に住んだことはなく、天幕、幕屋にいて、歩んできたのだ。7わたしがイスラエルの子らのすべてと歩んだところどこででも、わたしが、わたしの民イスラエルを牧せよと命じたイスラエル部族の一つにでも、「なぜ、あなたがたはわたしのために杉材の家を建てなかったのか」と、一度でも言ったことがあっただろうか。』8今、わたしのしもべダビデにこう言え。『万軍の主はこう言われる。わたしはあなたを、羊の番をしていた牧場から取り、わが民イスラエルの君主とした。9そして、あなたがどこに行っても、あなたとともにいて、あなたの前であなたのすべての敵を絶ち滅ぼした。わたしは地の大いなる者たちの名に等しい、大いなる名をあなたに与えてきた。10わが民イスラエルのために、わたしは一つの場所を定め、民を住まわせてきた。それは、民がそこに住み、もはや恐れおののくことのないように、不正な者たちも、初めのころのように、重ねて民を苦しめることのないようにするためであった。11それは、わたしが、わが民イスラエルの上にさばきつかさを任命して以来のことである。こうして、わたしはあなたにすべての敵からの安息を与えたのである。主はあなたに告げる。主があなたのために一つの家を造る、と。12あなたの日数が満ち、あなたが先祖とともに眠りにつくとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子をあなたの後に起こし、彼の王国を確立させる。13彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしは彼の王国の王座をとこしえまでも堅く立てる。14わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。彼が不義を行ったときは、わたしは人の杖、人の子のむちをもって彼を懲らしめる。15しかしわたしの恵みは、わたしが、あなたの前から取り除いたサウルからそれを取り去ったように、彼から取り去られることはない。16あなたの家とあなたの王国は、あなたの前にとこしえまでも確かなものとなり、あなたの王座はとこしえまでも堅く立つ。』」

新改訳聖書

次へ

ダビデは八人兄弟の末っ子であり、ベツレヘムの羊飼いとして無名の人生を始めました。しかし、神は彼と共におられ、彼がイスラエルの敵の王者ゴリアテを倒した後は、誰もがダビデを知るようになりました。神の民に英雄が誕生しました。

もちろん、サウル王はそうは思いませんでした!古代のチアリーダーである者たちが「サウルは千を討ち、ダビデは万を討った」(1 サムエル 18:7)と歌い始めたとき、サウルは激怒し、ダビデは命を守るために逃げなければなりませんでした。しかし、神の御手はダビデにあり、サウルが死んだとき、ダビデは王として戴冠しました。

ダビデの最初の動きはエルサレムへの進軍でした。神の民は三百年以上もその地にいたにもかかわらず、その偉大な都を占領していませんでした。ダビデはエルサレムを占領し、そこに宮殿と政府の中枢を築きました(2 サムエル 5章)。

レイダーズ・失われたアーク

それからダビデは契約の箱をエルサレムに運びました(2 サムエル 6章)。それは大きな祝賀の日となりました。神の民が砂漠にいた時、神の目に見える臨在が契約の箱に下りてきていました。しかし、サウル王の治世の間、契約の箱は倉庫に入れられ、完全に忘れ去られていたのです。その粗末な扱いは、当時の国民の霊的生活がどのようなものであったかを物語っています。

ダビデは、神の臨在の象徴を国民生活の中心に置きたかったので、箱をエルサレムに運びました。彼は立派な宮殿に住んでいましたが、神ご自身の住まいである契約の箱が幕屋であるのは、彼には不適当に思えたのです。

王は契約の箱を納めるための神殿を建てようとしましたが、神は別の計画をお持ちで、預言者ナタンを通してダビデにそれを告げられました。ダビデは神のために何か印象的なことをしたいと思っていましたが、神はダビデと全人類のためにもっと壮大なことを準備されていたのです。

壮大な約束

「わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子をあなたの後に起こし、彼の王国を確立させる」と神は言われました。「彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしは彼の王国の王座をとこしえまでも堅く立てる。わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる」(2 サムエル 7:12−14)。

ダビデはこれらの約束の重さと栄光に圧倒されました。息子が神殿を建てることは容易に理解できましたが、ダビデの息子が神の子となるとはどういうことだったのでしょうか?また、どのようにしたら王の治世が永遠に続くことができるのでしょうか?神はダビデ想像を遥かに超えたことを約束していたのです。

物語の全体は、神の祝福がどのようにしてすべての人にもたらされるのかということを語っています。神はすでに、神の祝福がアブラハムの子孫を通してやってくると約束されていました。そして千年後、神はそれがダビデの子孫である王によってもたらされることを明らかにされました。この約束によって、神の約束を果たすための器が誰であるかの範囲が狭まります。

比類なき祝福

ダビデはキリストが誕生する約千年前に王となり、四十年間王として君臨しました(2 サムエル 5:4)。その間、神の民は比類のない祝福を受けました。ダビデの強力なリーダーシップの下で、イスラエルの敵は鎮圧され、国境は守られました。強力な防衛、経済の繁栄、安定した指導力によって、神の民はこれまでにないほど恵まれました。

ソロモンの神殿

ダビデが死んだ後も、神の祝福は息子ソロモンの治世を通じて続きました。ソロモンは、エルサレムに神殿を建てるという父の計画を実行しました。それはレバノンで材木を伐採する者3万人、石を切り出す者8万人、荷を担ぐ者7万人、採石場で監督する者3,300人を巻き込んだ大規模な建設プロジェクトでした(1 列王記 5:13−16)。

ソロモンは神殿の内部に特に注意を払いました。古い幕屋では、至聖所はカーテンで遮られていましたが、新しい神殿では、床が約30平方フィート(約9メートル)、高さ30フィートの明かりのない部屋が建てられました。それは完全な立方体でした(6:20)。

ソロモンは、ケルビムと呼ばれる御使いの巨大な彫刻を二体、至聖所に置きました(6:23−28)。このケルビムの翼の幅は部屋全体を覆っており、人間と神との間の隔たりを示していました。

建物が完成すると、神の民が集まって献上の儀式を行いました。祭司たちは契約の箱を神殿に運び込み、それをケルビムの翼の下にある至聖所に置きました(8:6)。

祭司たちが撤収したとき、驚くべきことが起こりました。神の栄光ある臨在の雲が神殿を満たしたのです(8:10−11)。神がこのように目に見える形で臨在の栄光を示されたのは、四百年以上前の砂漠でのことでした。契約の箱の上に下りて栄光が臨在したその同じ神が、今、ソロモンの神殿に来られたのです。ソロモンはまず応答として礼拝をしました。神の臨在は神の民と共にありました。ようやく地上に神の臨在を知ることができる場所ができたのです(8:29)。

第四の山からの眺め

ソロモンは四十年間、王として統治しました。ソロモンはその知恵の素晴らしさで知られるようになり、その功績を称えて世界中から王族の訪問者が訪れました。彼は巨額の富を蓄積し、彼の治世の間、イスラエルは世界の羨望の的となりました。ダビデやソロモンの時代は、神の民にとって絶頂の時代でした。

悲しいことに、たぐいまれな知恵で知られていたソロモンは、晩年には、いくつかの愚かな過ちを犯してしまいました。南部のエルサレムに注意を集中させ、北の人々を疎外してしまい、将来の分裂の種を蒔いてしまったのです。

ソロモンの国際的な有名人としての地位が、彼の没落の原因でした。彼は主に背いて、他の神々を崇拝する多くの女性と結婚しました(1 列王記 11:1)。彼女らは自分たちの神々のための礼拝所を建てるようにソロモンを説得し、彼の治世が終わる頃には、神の民の間に偶像崇拝が根付いていました。それは、再び長い暗い谷の始まりでした。

次へ
これらの質問を使って、神の御言葉にさらに触れてみてください。他の人と話し合ったり、自分自身を探るための質問として使ってください。
  1. 神はダビデに何をすると約束されましたか?聖書の物語の中で、なぜこの約束は重要なのでしょうか?
Save Progress
トップに戻る